船舶免許について
『小型船舶』ってどんな船?
船舶免許は、正式には「小型船舶操縦士免許」といいます。『小型』というくらいですから、少人数で楽しむようなボートを想像される方が多いのではないでしょうか。
実は、小型船舶免許を取ると、エンジンを搭載した
総トン数20トン未満/長さ24メートル未満の船まで操縦することができます。
ちなみに写真のクルーザーは、なんと半分の12メートル。小型船舶免許といえど、なかなかビッグな船まで操縦できることになりますね!
ちなみに免許試験は、全長5mほどのボートで行われます。いきなり大きな船に乗ってもらうようなことはありませんのでご安心ください。
小型船舶免許の種類
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1級小型船舶免許
小型船舶免許のトップライセンス!世界一周も可能な免許です
エリアに制限がなく、全ての海域を航行できます。
一昔前より簡素化され、取得しやすい免許になりました。当スクールの合格率は、学科85%、実技99%です。(実技試験の内容は2級と同じです) -
2級小型船舶免許
もっともポピュラーな小型船舶免許!沿岸域を気軽に楽しみたい方に
海岸から5海里(約9km)の海域を航行できます。東京湾内ならほぼ全域を航行可能です。
当スクールの合格率は、学科95%、実技99%と、非常に取得しやすい免許です。 -
特殊小型船舶免許
ジェットスキーに乗りたい方は特殊小型免許を!
ジェットスキー(水上オートバイ/水上バイク/マリンジェット)専用の免許です。
ボートは操縦できません。逆に、1級、2級免許を持っていてもジェットスキーを操縦することはできません。航行区域は湖岸や海岸から2海里(3.7km)です。 -
参考:免許別航行可能区域MAP
船舶免許の受験資格
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年齢
1級 17歳9ヶ月以上
2級・特殊 15歳9ヶ月以上
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下記の身体検査に合格すること
視力 両眼とも0.5以上(矯正可)。一眼の視力が0.5未満の場合は、他眼の視力が0.5以上であり、かつ視野が左右150度以上であること。
色覚 夜間において船舶の灯火の色を識別できること。(灯火の色が識別できない場合は、日出から日没までの間において航路標識の彩色を識別できれば、航行する時間帯が限定された免許が取得できます。)(色覚補正メガネの使用可)
聴力 5m以上の距離で話声語(普通の大きさの声音)の弁別ができること。(補聴器可)
疾病および身体機能障害 軽症で小型船舶操縦者の業務に支障をきたさないと認められること。
船舶免許の試験内容
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学科試験
- 問題はすべて4択のマークシート式です。
- 1級免許は計64問(一般科目+上級科目)、2級免許は計50問(一般科目のみ)、特殊小型免許は計40問。
- 合格するには各カテゴリーで50%以上かつ、一般科目で65%・上級科目で65%以上の正答率が必要です。
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実技試験
- 実際に船に乗船し、基本的な船の取り扱い方から操縦までを行います。
- 1級、2級免許ともに同じ内容です。
- 合格するには各科目60%以上かつ、全体で70%以上が必要です。
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身体検査
- 視力、色覚、聴力、身体機能のチェックを行います。
船舶免許取得の流れ
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お申し込み
- 取得する免許の種類とコースを決めたら、受講希望日の5日前までにお申し込みください。
- お電話、FAX、メール、お申し込みフォームでのお申し込みが可能です。
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学科講習
- お茶ノ水教室にて、船長に必要な知識やルールを学習します。教科書をなぞるだけではなく、ポイントを押さえた実践的な講義を行います。
- 追加料金なしで補講可能。(1級新規受講者、学科講習実施日に限る)苦手なところを復習しに来られる方もいらっしゃいます。
- 学科講習時に、次回の実技講習日と試験日を決めます。
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実技講習
- 実技講習は試験会場のひとつである江戸川水面にて行います。
- ロープワークや船の点検作業、操船など、実際の試験科目に沿って進んでいきます。
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国家試験
- 国家試験の会場は日程により異なります。
- 主に、午前中は学科試験、午後は実技試験が行われます。
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合格発表・免許証発行
- 約1週間後に合格発表、合格発表から10日間前後で免許証をお届けします。(特定記録便)
- 有効期間は5年間で、4年目以降に更新のご案内をいたします。
- 免許証は専用ケースでお届け!(ケースは在庫がなく入荷待ちとなる場合もございます。入荷後送付を希望する方は、メールにてお知らせくださいませ。)
持ち物・服装
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学科講習
- 印鑑(認印・シャチハタ可)
- 住民票(6ヶ月以内・本籍地記載あり)1通、証明写真4枚
- 筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン等)
- 1級のみ、デバイダー・三角定規・コンパス(デバイダーと三角定規のセットは3,000円で販売しています。)
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実技講習
- テキスト、ロープ等の教材
- 動きやすい服装・すべりにくい運動靴(サンダル不可・クロックス型のものは可)
- 天候により雨具(カッパ)
- 必要に応じて、防寒具やタオル
- ジェットスキー講習のみ、替えの服と靴、印鑑、筆記用具
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国家試験
- 筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン等)
- 1級のみ、デバイダー・三角定規・コンパス
- 動きやすい服装・すべりにくい運動靴(サンダル不可・クロックス型のものは可)
- 天候により雨具(カッパ)
- 必要に応じて、防寒具やタオル
「こんな日程にできる?」
どのようなことでもお気軽にご相談ください
※10〜3月の期間は9:00〜17:00